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唐辛子の原種って5種類だった?

中南米の地にもともと5つの種がありました。

それが世界各地に伝わり、現在約2500種あるそうです。

初めの5種は?

もともと原野に野生種として存在していたのを人間が

栽培品種として開発、栽培に適した形質を選抜し、遺伝的に固定化したもの。

それを育成したのが栽培種の5種で、この5種が世界各地に渡り繁殖したようです。

最近(2020年7月)、信州大学の松島憲一氏著書『とうがらしの世界』(講談社発行)

にトウガラシの栽培品種を記述しています。

それによりますとその5種は、

1.アニューム種
 世界に一番多く伝播している品種
 日本にもこの品種が伝わり現在に至る(日本の鷹の爪)

2.パッカートウム種
 中南米のアヒー、マリージュなど

3.フルテッセンス種
 アメリカタバスコ、島トウガラシなど

4.ヒュペンス種
 ロコトなど

5.キネンセ種
 ハバネロ、トリニダートスコピオンなど

1、3、5種は遺伝的に近いと言われている。

また松島氏は1.が世界に多く生息した条件として、

開花時期が何か月にもわたるので、早生から晩生まで

幅広い開花、結実のチャンスがあり、地域に対応した生存条件の多様性が

発揮できたのではと解説している。納得です。

昨年、フランスの唐辛子村を訪問、新宿「内藤とうがらし」との交流を開始した。

唐辛子の形状はピーマンのようにふっくらしている。

食味は「内藤とうがらし」に近く辛み、旨みのバランスがよく、料理には抜群。

内藤とうがらしと同じで親近感を感じた。

実はこの原種は1.アニューム種であり、日本へ来た種と同じ。

これまた先祖が同じで感動した。

今の現実を探求することも興味あるが、大昔の存在を想像することも大変面白い。

フランスとの出会いは大昔の絆を知ることにより、深い交流になった。

メルマガ 唐辛子・タネ爺の独り言 引用

https://www.mag2.com/m/0001691156.htm

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