お勧め内藤とうがらし料理~鶏肉とこんにゃくの旨辛煮込み~
油に漬けて色を出したり、粉にして麺類のお供に、細切りにして飾りとしても美しい。
唐辛子と言えば、辛ければ辛いほど価値があると思われがちですが、丁度良いからさ、しつこくなくスーッと消えていく辛さの価値は、和食で生かされます。
本日の一品はこちら、
【鶏肉・こんにゃく・内藤とうがらしの旨辛煮込み】
唐辛子を使って何かを作ろうと思ったとき、一番先に出てきたのがこれでした。
こんにゃくの食感、唐辛子のピリリとした辛さ、甘辛い味、鶏肉を加えることで食べ応えも。
ご飯がいくらでも食べられること請け合いの一品。
調理手順
まずは吊るしてある唐辛子(1本)収穫し、種を抜き輪切りにします。
こんにゃく(200g)は包丁ではなく、スプーンでこそげ取るか、手でちぎると味が良く染み込みます。
こんにゃくは下湯ですることで、あくを抜き臭みを取ります。
ごま油を入れ中火で熱し、こんにゃくの表面の水分を飛ばしていきます。
こんにゃくの表面に焼き目が入ってきたら、フライパンの中心を開け、こんにゃくと同じサイズに切った鶏もも肉(150g)を焼き目が付く程度焼きます。
鶏肉の表面に火が入ったら、合わせてあった調味料、輪切りにした内藤唐辛子を加え、味が片寄ったり焦げないように時折混ぜながら、水分が完全に無くなるまで煮詰めます。
調味料
砂糖 大さじ2
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
醤油 大さじ2
水 大さじ3
仕上げに白ゴマや鰹節をお好みで振って完成。
水にさらした葱なんて添えると、彩りや食感が良くなり、食欲が増すこと請負。
シンプルな料理だからと言って侮ること無かれ、ただ辛いだけではなく、内藤唐辛子って食材として美味しい、とそう思わせてくれる一品です。
しつこくないピリピリした辛さと旨みは、内藤唐辛子だからこその美味しさ。
夏場は葉っぱのほろ苦さを、秋は唐辛子の辛さを、冬は唐辛子の旨みを。
自分で育てることで、唐辛子の美味しさを余すことなく楽しむことが出来ます。
今年はぜひ、ベランダやお庭で内藤とうがらし栽培をお勧めします。