お勧め内藤とうがらし料理~葉唐辛子の佃煮~
油に漬けて色を出したり、粉にして麺類のお供に、細切りにして飾りとしても美しい。
真っ先に思い浮かぶ、ペペロンチーノ、和食ではコンニャクと炒めたり、マーボー豆腐等の中華料理とは切っても切れない関係。
万能な実ばかりが注目される唐辛子ですが、じつは葉っぱも美味しくいただけます。
唐辛子に栄養を集めるため、唐辛子に光が良く当たるようにするため、伸びすぎた等で間引いた葉っぱ、捨てておりませんか?
もし100g程度収穫が出来たなら、苦味が嫌いでないのなら、是非試していただきたい逸品があります。
【 葉唐辛子の佃煮 】
まずは出来る限り大きく、柔らかい葉っぱを収穫します。
良く水洗いし、茎の部分はお好みで取ります。
ザル等に入れて、上から熱湯を注ぎます。
このひと手間で、えぐ味がかなり抑えられます。
しなっとしたら水にさらし、粗熱が取れたら水気をきり、ぎゅっと絞ってざく切りに。
青唐辛子か赤唐辛子を一本収穫し輪切りに。
辛いのが苦手なようであれば、種を取ると辛みがだいぶ和らぎます。
大さじ二分の一位のごま油を熱して、葉っぱと輪切りを炒めていきます。
全体に油が回ったら、鰹節を葉トウガラシと同じくらいの量を投入して混ぜます。
味付けは醤油大さじ2、みりん大さじ1。
全体が混ざるように炒りつけたら完成。
決して子供にはわからない、人生の酸いも甘いも味わった大人だからこそ楽しめる、やみつきになるほろ苦さ。
いりごまを足しても美味しい、大人のご飯のお供に最適な一品です。
8月~9月は特に葉っぱが伸びるので、植木鉢の形を整える意味でも、葉っぱを収穫した際には是非おすすめです。
他にも熱湯でえぐみを取って、完成したペペロンチーノと合えたり、唐辛子を使った料理の色味として添えたり、葉っぱの楽しみ方も色々です。皆さん、ぜひお家で試してみてください。