内藤とうがらしなぜ急に赤くなり始めた?
7月末で梅雨が明け、太陽が照りつける日が増えてまいりました。自社ビル屋上で栽培している内藤とうがらし達が次々と緑色から赤色に変化してきております。青トウガラシが赤トウガラシに変わっていく時期が8月〜9月くらいとされているからです。
では、そもそもなぜこの時期に赤くなっていくのでしょうか。皆さん知っていますか?
それは積算日照時間と温度が関係しているからなんです!!
つまり、梅雨の時期は曇りや雨の日が多いので赤くなりづらい環境で、梅雨が明け本格的な夏の季節になると晴れの日が多くなるので赤くなりやすい環境になるということです。一般的に近年の梅雨入りの時期は大体6月始め、梅雨明けが7月末です。
なので8月〜9月が赤トウガラシに変化していく時期とされているのです。
もう既に赤色になっているトウガラシ達もまだこれからもっともっと鮮やかな赤色になっていくそうですよ!
とうがらしを赤くする理由
実は、赤トウガラシも青トウガラシも辛さはほとんど変わらないらしいのです。
研究者の方によると、含まれているカプサイシンという辛み成分の量は赤色も緑色もほとんど変わらないそうです。赤は熟成した旨味、緑は若々しい風味が特徴的なのはあれど、こと「辛み」という点においては同じだそうです。同じトウガラシ属のピーマンは完熟すると赤になりますが、基本は緑で収穫して食べます。
では、唐辛子はなぜピーマンとは逆で赤色の方がメジャーなのでしょうか?
それは赤色の方が辛そうに見えるから!!だそうです。
唐辛子は基本的に調味料として使います。色による視覚からの情報を大切にしているため、多く出荷されるのは赤色のものだそうです。確かに赤色の方が、見るからに辛そうですよね!つまり、「辛み成分」の量は同じといえど視覚的情報により赤トウガラシの方が青トウガラシより辛いという事なのです。